教わることと、学ぶこと

教わること、学ぶこと。

指導者としてこの二つのバランスをとること、

結構、アタマを使うとところです。

 

最近剣道を始めた小学校低学年の剣士、

竹刀のツルのの意味さえ分かりません!

それどころか袴のはき方もも当然わかりません。

(※ところで袴の5つのひだ意味、知っていますか?)

 

そういう子供たちには

わかりやすく、丁寧に、何回も何回も時間を使って

伝えていかなければならないと思っています!

 

「さっき言っただろう!」って結構愚問で

「何回言えばわかるんだ!」に至っては一生答えは出てこないのかもしれません。 

 

では、いつから学びの割合を増やしていけばよいのか・・

 

一つの考え方ですが、

こどもらにとって、普段の稽古の必然性が腹落ちし、目標設定が具体的になったころ、

つまり「〇〇さんに勝ちたい!」「〇〇大会で優勝したい」という気持ちがめばえて

いやいやながらも稽古せにゃしゃーないな!なんていう意識がでてきたころかなと考えています。

 

勝てないのは、なぜ?

当たらないのは、なぜ?

からだが動かないのは、なぜ?

 

この「なぜ」が会話になるようになってきたら

では「どうすればいいか」の会話に進めるように思えます。

 

考えなければいけないフェーズで教えすぎてもいけないし

なにも知識のないところで ”考えろ” と言っても酷だし・・。

 

結局こどもたちとのコミュニケーションの中から「教える」「学ぶ」のバランスを

考えていかなければいけないのかもしれません